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先週の11月第4週の木曜日は、アメリカでは感謝祭(Thanksgiving Day)となっていて国民の休日です。感謝祭翌日の金曜日も小売業以外の企業ではお休みにするところがほとんどで、アメリカは週末を入れて4連休となり、いよいよホリディ・シーズンに突入します。そのホリディ・シーズン突入直前の間隙をぬって私はニューヨークのマンハッタンに月曜日から入り、月曜日午後から始まり、そして水曜日の午後6時までの2日半にわたる計5回のそれぞれ異なるセミナーをニューヨークで開催してきてオレゴンに戻ってきたところです。これほど続けて密度の濃いセミナー日程を一人で消化したのは初めての経験でした。まあ当初から無謀な計画であり、超過密スケジュールではなかったかと思われます。しかし、万難を排して何とかかんとかすべてのスケジュールを無事こなすことができ、帰途に着くことができました。
 
ニューヨークは9月初めに行ったので、今回は今年2度目の訪問でした。ニューヨークには過去に5回ほど行ったことがありますので、これで6回目の訪問です。訪問するたびにニューヨークの持つ魅力に惹かれている自分に気がつきます。まずは人の多さとその人がまさに人種と宗教とのルツボというかサラダボウルというのか、そのような超多様化した文化のモザイク模様を強く感じます。まさにアメリカらしいといえばこれほどアメリカらしいことはないぐらいなのですが、例えばLAやサンフランシスコとも明らかにその度合いが異なります。多様性がここニューヨークでは本当に半端ではないのです。そしてそれらの人種や文化が交じり合ったり、お互いに融和をしているというような感じはほとんど受けませんでした。それら分離された多様性が実にダイナミックなニューヨークそのものを作り出しているような気がしました。
 
次に感じるのがニューヨークは世界最大のファッションの街だということです。ロンドンやパリ、そして東京と比べたわけでもないのですが、その規模たるやここニューヨークが世界一でなかったのなら、どこが世界一なのだと言いたいぐらいです。それは、自分がニューヨークのペンステーションの駅を降りて34丁目(34th Street)をファッションストリートから5番街(5th Avenue)までを決まって毎朝闊歩するルートにしているので、そこに立地する数々のファッション店の巨大な印象が強烈だからでもあるからです。そのほぼ真ん中の最高の立地に我らユニクロの日本では決して見たこともないような規模の旗艦店があります。34丁目の広い通りをはさんで、ユニクロの向かいには、GapH&M、そしてForever21などもユニクロに伍してさらに巨大な店舗を負けずに構えています。
 
そして最後に申し上げたいニューヨークの魅力は、マンハッタンの中心街であるミッドタウンを徒歩で歩いて制覇できてしまうということです。下手したらタクシーなどに乗るよりも自分の足で歩いた方が、街で迷わない限りはよほど早く目的地に到着することができるのではないかと思われるほどです。地下鉄もストリートのすぐ下を走っているのが音でも分かるのですが、ミッドタウン内であれば徒歩での移動で十分だと思います。その方が運動になって健康にもよいし、街の様子が観察できて何よりもその楽しさといったらやはり他の街では決して味わえない魅力に満ち満ちています。
 
お蔭様でニューヨークでの私の5つの異なるセミナーは、いくつかの反省点は残るものの、押しなべてほぼすべて成功できたのではないかと思います。私のセミナーを主催してくださったニューヨークの日系人材派遣会社の社長さんからもすでに来年のセミナー計画を今から作りましょうと仰ってくれています。本当に有り難いことだと思います。来年の目標は、今年は2回(9月と11月)ニューヨークでセミナーを行いましたので、今年の倍の4回は最低でも実施してみたいということです。そして来年のこの11月の時期に再度感謝祭前のニューヨークに入り、セミナーを今年のように2日半やってから老舗のメイシーズ(ニューヨークのブロードウェイと34丁目にある大手デパートメントストア)主催の恒例の感謝祭パレードを妻を伴って見学してみることです。今年は感謝祭の朝にニューヨークを後にして帰路につかなければなりませんでしたので、来年の今頃はもう少し余裕をもってニューヨーク滞在を楽しみたいものです。
 
私の今の心情は、本当に“I left my heart in New York City.”です。歌の本来のサンフランシスコに対しても以前そのような気持ちを確かに抱いたことがありましたが、ニューヨークはサンフランシスコと比べてみても自分の気持ちの中にいっそうしっとりと馴染むような気がします。でもたまに行くからそのようにいいことばかりを感じるのでしょうね、きっと。ニューヨークに住んで仕事をなさっている方々は、かなりのストレスがかかっているだろうことはまさに想像に難くありません。ニューヨークの対極にあるこのオレゴン州に住んで仕事ができるということもきっと深く感謝しなくてはいけないことなのですね。
 
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