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先週は、思い切って週の半ばに正味1日の休みを取りまして、娘の大学(University of Puget Sound;略してUPS)で開かれた、美術専攻過程の卒業生(大学4年生;英語は、”Senior”と呼ぶ)の作品展示会のオープニングに妻と二人で大学のあるワシントン州タコマ市まで車を飛ばして行ってきました。 ポートランドから向かう途中、雷を伴う激しい雨に見舞われましたが、何とか展示会がまさに始まらんとする時間(午後5時)に無事大学に到着することができました。

今年は、美術(UPSでは、専攻過程を”Studio Arts”と呼ぶ)専攻のシニアは、18名といつもの年よりもだいぶ多い数の卒業生が卒業作品を大学のアートギャラリー内で展示していました。 初日のオープニング・セレモニーでは、ギャラリーの中は、ちっとした満員電車の中のような若い学生たちのエネルギーと熱気であふれかえり、外は凍てつくような冷たい雨が降っているというのに、ギャラリー内では汗ばむほどでした。

卒業作品のジャンルは実に様々なもので、伝統的な油絵の作品があるかと思えば、わけの分からない抽象画があり、アメリカらしいポップアート的な絵画、アニメ風のつづり絵、陶芸品、リサイクル品を利用したアート、鉄を使った野外展示型アート、セラミックを使ったアートなどなど、まさに卒業生独自の凝りに凝った”Own World”の作品ばかりで期待していた以上に私たちの目を大いに楽しませてくれました。

娘の作品は、オーソドックスな油絵で、自ら写実派を自負しているだけあって、大学の女友達をモデルにして描いた2つの作品を展示していました。 時間があまりなかったのか、ちょっと描き急いでいる印象が否めず、もう少し最後まで丁寧に細部にわたって描き上げてくれていたら、もっとよい絵になっていただろうなというのが私の偽らざるところでの印象でした。

絵のモデルになってくれた、娘の友達にも会場で会うことが出来、それら大学の友達の協力を得て無事展示会に間に合って出展することができたのだということを感じました。 展示会のオープニング・セレモニーが終了してから、娘の絵のモデルになってくれた友達も呼んで、娘のリクエストで大学近くにあるタイ料理レストランに食事に繰り出しました。 多くの両親や兄弟姉妹がこの卒業生作品展示会のオープニングに詰めかけていましたので、娘のために遠路きてあげて本当によかったという思いでいっぱいになりました。大学の学長も熱心に展示会を見てまわっているのに気付き、この大学にとっては、卒業生の作品展示会というのは、かなり重要なイベントであることを察しました。

その昔、理工系の学生であった私にとっては、美術専攻の学生のタイプが理工学部の学生とはだいぶ違うことにすぐに気付きました。 特に美術専攻の学生の大半は女子学生で、もともと女性の少ない理科系で大学時代を過ごした私の時代と比べると、大学の雰囲気や学生の振る舞い、そして彼らのファッションについても私たちの当時とは大きなギャップがあることを覚え、ギャップを自分の中で修正するのに、かなりのエネルギーを要したものでした。



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