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今月になってグリーンカード、正式には、”Permanent Resident Card”と呼ばれますが、実にアメリカに移住して初めて書き換えというものを行いました。私のグリーンカードは、ちょうど20年前の8月に東京虎ノ門のアメリカ大使館を通じて、取得したものでした。そのころのグリーンカードは、期限も記されていなかったので私はてっきり未来永劫的に20代後半の若かりしころの写真が貼られたままのグリーンカードで終生アメリカにいられるものだとばかり考えていたものでした。

ところがです、昨年12月にカナダのオタワに出張で出かけたときのこと、カナダ入国の際に、カナダ移民局審査官からこんな古いグリーンカードでは、ダメだからすぐに書き換えをするようにと言われたのです。私としては、アメリカの審査官から言われるのであれば、まだしも、カナダの審査官が何を言うのかという感じで受け取っていました。そして今年の3月に日本にやはりセミナー開催で出張した際の帰国時に、地元ポートランドの移民局審査官からもこのグリーンカードは古いので、すぐに書き換えするようにとの指摘を入国時に受けたのです。

グリーンカードを見せなければならないというのは、およそアメリカから海外に出て再びアメリカに戻ってくるときに、入国の際に移民審査官に見せるときぐらいしかありませんでしたので、3月にそのような指摘が入国時にあっても、しばらく放っておきました。ところが、ある移民専門の弁護士から届くニュースレターで移民に関するすべての連邦政府 (Dept. of Homeland Security) からの料金が7月エンドから値上がりになるということを5月ぐらいの時点で聞きましたので、それではと重い腰をやっとこ上げて、グリーンカードの書き換えなるものをまずは連邦政府のウエブページ上から調べてみることにしました。

確かに7月エンドまでは、グリーンカードの書き換えは現行の$260(それでもかなり高い!)だと記されてありました。またグリーンカードにも期限なるものがあり、10年ごとに更新が必要であるということもそのウエブ上で初めて知りました。私が20年前にグリーンカードをアメリカ大使館で申請したときに支払った金額は、確か$150でしたから(そのときも随分とボッタくるなと思いましたが)、8月以降はさらに高くなるということで、7月中に更新手数料を支払い、書類上での必要な手続きを済ませてみましたところ、7月後半になって、Homeland Securityからの通達が届き、8月8日にポートランドの移民局に赴き、そこで指紋と写真を撮るようにという旨の手紙を受け取りました。

ポートランドにも移民局があることは聞いていましたが、場所などは知りませんでしたので、グーグルマップを使って行き方を調べ、かなり余裕を持って朝出かけました。決められたアポの時間はその日の朝9時でしたが、ポートランドのダウンタウンでも場末のあまり治安の良さそうなところではない場所に移民局があって、普通ではこんなところには決して出かけないような地域に足を踏み込むことになりました。

私の行った日は、すでに20人近くの人たちが待合室で待っていて、やはりちょっと警察署のような雰囲気が漂っていました。東京のアメリカ大使館では、暑い日に半日近く待たされて手続きをしたことを覚えていましたので、最悪半日は待合室に閉じ込められるのではないかという覚悟で向かったのですが、すべてを終了するのに30分もかかりませんでした。9時半には、近くの駐車場に停めた車に私は乗り込んでいました。移民局の職員が指紋を取るのも写真を撮るのも実に手慣れていて、てきぱきとしていたため、何ら違和感や嫌悪感を覚えるようなこともありませんでした。

グリーンカードは、6週間以内のうちに自宅に届くということで、移民局を後にしました。6週間以内ということはまあ、9月になってから届くのかなと思っていたところ、なんとちょうど2週間で新しいグリーンカードが自宅に送られてきたではありませんか。今その新しいカードをしげしげと眺めながら、このブログを書いているのですが、グリーンカードというよりは、ホワイトカードと呼んだ方が似つかわしい身なりになって収まっています。ただ、裏面を見ると、グリーンの色をした囲いの中に、”PERMANENT RESIDENT CARD”と記されてあり、かろうじて、ここのグリーンの配色がグリーンカードの面目役如たるゆえんなのかと思えます。

裏面の3分の2ぐらいのスペースには、私の女房が言うには半導体のチップが埋め込まれていて、どこにいつ行ったかすべて記録が取れるようになっているということです。それが本当かどうかの真意はさておき、9・11以降のブッシュとHomeland Securityであるならそれぐらいのことは十分にやれそうなことだなとつくづく思いました。確かに20年前のグリーンカードとは、比較にならないほどハイテク化されていますね。これであと10年はグリーンカードについては安泰ということになりますが、次の10年にまたグリーンカードを更新するかどうかというのは今のところでは何ともいえない気がしますね。



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