アメリカでは、もちろんいろいろな祝日がそれなりに暦の上では用意されているのですが、祝日を会社として有給休暇にするかどうかは会社の裁量に委ねられています。(これは日本でも同じであるかと思いますが。)大企業や金融機関、官庁や郵便局はすべてそれら連邦で定められた祝日を休みにしますが、例えば公立の学校や大学でも休みは学校によってその判断がなされるようで一律にすべての学校が休みになるという祝日ばかりではないのです。
祝日によっては、あまり重要視されていないような日もあり、(例えば、10月の第2月曜日のColumbus Dayなど)休みでない学校や企業の方が多いぐらいの祝日もあります。このような祝日は、Bank Holidayなどといって揶揄されています。(銀行などの金融機関は間違いなく休みにするからです)
1月1日の元旦以外にも1月の第3月曜日のMartin Luther King Jr. Day、2月の第3月曜日のPresidents’ Dayが祝日(いずれも月曜日)に定められていますので、三連休にすることができなくはないのですが、弊社のような小企業ではやはり休みではなく、通常の勤務日にしているところが少なくありません。ということで、1月1日以来の三連休がこの5月第4月曜日のMemorial Dayまでなかったということになる次第です。
以前弊社に勤めていた日本人女性は、5月エンドに近いあたりまで祝日や(三)連休がないのは、考えただけで疲れると言っておりました。日本である年月OLをされていた女性でしたので、そのように思うのは無理もないかと感じました。以前は、このような三連休がある期間は、日本への出張などを組み入れていたことがあるのですが、さすがに最近ではそのような強行スケジュールは作らないようして、まれにしかないアメリカでの三連休を家族とできるだけ水入らずで過ごすように心がけています。
三連休ということもあって、ワシントン州タコマ市に住む大学三年生の娘も車で3時間半かけて金曜日の夜に我が家に戻ってきました。いつも家に戻ってくるときには洗濯物をたくさん車に詰め込んで戻ってきます。親としては、元気な娘の顔が見られるのが何よりのお土産でありますので、まあ洗濯物の山は毎度のことでご愛嬌ですね。今回は、完成した油絵での自画像2点を持ってきてくれました。今までになく完成度の高い自画像に思わず目を細めてしまいました。ちなみに娘は、タコマ市にあるUniversity of Puget Soundというリベラルアーツ系の私立大学で、Studio Artsを専攻しています。Studio Artsというのは、聞きなれない言葉かもしれませんが、Studio、つまりアトリエというか工房のような空間で行われるアートで、油絵、版画、彫刻、陶芸、金属造形などさまざまなアートを総称して呼んでいるものなのです。
PS. パシフィック・ドリームス社のサイトにも是非お立ち寄りくださいね。サイトは毎日更新しています。http://www.pacificdreams.org
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