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明けましておめでとうございます。 本年もこのブログを通じ、引き続きまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、皆さんの年末年始はいかがお過ごしでしたか。 私は、10年以上日本での年末年始というのは遠ざかってしまっているものですから、もっぱら、アメリカでの年末年始の過ごし方を続けているということになります。 アメリカでは、日本と違って、特に特別なお料理を作って食べるとかいうことはこの時期にあるわけではありませんので、年末年始を海外で過ごさなければならない日本人としては、ちょっと辛いところがあるのは確かです。

私たち家族の年末年始の過ごし方というのは、年によって多少の差はあるのですが、ほとんど場合、車で2時間あまり走れば到着できる、オレゴン海岸地方にある、その名もオーシャンサイドという、本当に小さな海辺の町(人口は普段は500名以下)にあるレンタル向けの別荘で過ごします。 このレンタルで貸してくれる別荘は、”Bernie's Castle” という名前が付いていて、ポートランドにある大病院に助産婦として勤めている妻の妹ハイディが、同じ病院で働く看護士であるBernieさんが所有している別荘を年末年始に借りて、使わせてもらっているというものです。

この年末年始には、妻の家族が総勢で17名、このBernie's Castleに集合しました。17名という大所帯全員を楽々と収納することのできる別荘というわけですから、どれほど大きな別荘であるか、皆さんの想像の翼を働かせてみてください。 このようなサイズでの別荘をオレゴン海岸で、しかも海の見える絶景の風光明媚な場所で借りられるというのは、なかなか簡単に出来ることではないと今までの経験から通じて断言することができます。

この年末年始は、オレゴン海岸部から平野地帯までかけて、強い風と断続的な雨に見舞われ、生憎、3泊4日の中で、帰る日の1月2日(土)が薄日の差すまずまずの日よりで、あとは、ひっきりなしに降る大雨と大風で、海辺にも近寄れない状態でした。 海は大シケで、波も高く、潮も満ちる(毎日正午あたりが一番潮が高いときでした)と砂浜全部が波に洗われてしまいます。 強い風が常に吹いているようなので、ウインドタービンを海岸線に数台立てて風力発電を起こせば、地元で必要な電力などはすべて風力で賄えてしまい、きっと余った電力を外販することもできるのではないかと思いました。

私たちがオーシャンサイドに向かう前日は、午後から雨が雪に変わり、私たちの住むセーレムでもそこそこの積雪となりました。 セーレムからオレゴンの海岸まで行くためには、その間にある海岸山脈と深い原生林地帯を超えていかなければなりませんので、海岸まで行く峠道などにはまだ道路の脇に雪がうずたかく積もっていて、クルマの運転には緊張を強いられました。 その後、太平洋からの猛烈に湿った低気圧が押し寄せてきたため、気温が上がって雨となり、残っていた雪は一挙に溶けて、心配していた雪は道中、運転にはそれほどの影響はありませんでした。

海辺に面したオーシャンサイドに近づくと携帯電話の信号も途絶えて、使えなくなります。 今回は、出張などには必ず持参して持ちまわるラップトップPCも自宅において出てきましたので、インターネットももちろんつなげることが出来ません。そのような携帯もPCもインターネットもない3泊4日は、悪天候でレンタル別荘内に居っ放しではありましたが、多くの時間を普段なかなか充てることの出来ない読書の時間に費やすことができました。 天候がよろしくないことを予報から事前に見抜いていましたので、多くの書籍を持参したのがまさに正解となりました。

食事の方は、各家族が当番制で作ることになっていて、私たち家族は、別荘に到着した最初の日の夕食の当番でした。 17名も食べさせなければならないときたら、これはもう日本のカレーライスを作るしか他に手はありません。 ジャガイモやニンジンの皮を剥いて、鶏肉とタマネギとショウガとを炒めて、カレーのルーを溶かし込んで、ご飯を炊いて出来上がりです。 午後7時には全員、カレーライスにあり付いていたので、時間的にもまずまずでした。 味は、もちろん大好評で、男性諸氏はほぼ全員お代わりをしてくれて、カレーはちょうどうまい具合に食べ切ってもらうことが出来ました。

元旦の1月1日は、妹ハイディのご主人のマークが、彼の出身地である、アメリカ南部にあるアーカーンサス州の伝統的な家庭料理で、その年の家内安全を祈願して毎年元旦の日に家族全員で食べるという、”Black-eye Pea Soup” を作ってくれました。 私は、この薄味の豆スープをいただきながら、これは、アメリカ南部州のお雑煮みたいなものだね(もちろん、お餅は入ってはいませんが)と雑感を述べたところ、家族からお雑煮とは何だという話になりまして、 日本のおせち料理について英語でいろいろと説明しなかればならない羽目と相成ってしまいました。 おせち料理も10年以上食べていないので、なんだか遠い外国の料理のような気がしました。 急に今度は日本のお正月時期に家族を連れて日本に里帰りしたい衝動に駆られました。


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