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先週金曜日の朝7:00からカリフォルニア州トーランスのホリディインで開催されましたJRN (Japan Referral Network)というビジネスネットワーキング会のオープンハウスに参加してまいりました。トーランスは、ロスアンジェルスから南西に車で15分ほどのところにあります、日系企業の本社が集中した一大集積地というか、アメリカにある日系企業の総本山とも呼べる都市です。いまや、ニューヨークやサンフランシスコではなく、このトーランスこそが日系企業のアメリカでのHQ(Headquarterの略で、本社や本部という意味でよく使われます)あることは皆様ご存知であったでしょうか。(ちなみにトヨタやホンダのアメリカ本社がこのトーランスにあります。)

私は、先週たまたまロスからさらに南に30マイルほど下ったオレンジカウンティと呼ばれるエリアでとあるクライアント企業様の社内研修セミナーを行っていましたので、そのタイミングにうまくあわせた開催でもありましたので、このJRNの年1回の一大イベントに出席することが出来ました。JRNは、アメリカ各地にあるビジネスネットワーキング会を日本人起業家向けあるいは日系企業向けにアレンジした会であると申し上げられるものと存じます。 毎週朝7時にトーランスのホリディインにメンバーが集まって、朝食を囲みながらネットワーク会を8時半まで開くというもので、弊社でもその昔オレゴン州セーレム市にオフィスがあったときに所属していたことのある“LaTip”という全米各地に根を張っているネットワーク会によく似た形式で運営がなされておいでです。

JRN もLaTipも会員メンバーは、同業種1名という原則が貫かれていて、ネットワーク会の中では、競合する関係者は一人もいないというポリシーが堅持されています。 また、会員は相互に他のメンバーのビジネスを紹介しあいながらその都度ポイントを貯めていくというのも共通した運営方式であるかと思います。私は、てっきりJRNは日本人だけが会員メンバーなのかと思っていたのですが、会長は、保険代理店を営むアメリカ人の方で、大変流暢な日本語で、開会のメッセージをオープンハウスで述べてくださいました。 オープンハウスには、約90名もの方々がお集まりになり、ホテルのホールは満員状態でしたが、少なくともそのうちの10名のアメリカ人の方がお越しになられていました。

日米関係も幾月もの長い歳月を経て、こうしてアメリカ人も会員に交えた日本人のビジネスネットワーキング会が毎週開かれると云うのは、日米のビジネス関係が熟成して、本当に地に根の張った活動や交流ができる地盤があるからこそ、このような会が約4年近くにわたって運営されているのだということをつぶさに感じました。 単なる文化活動だけではとてもこのような毎週の集まりなどは続きません。 それはあくまでもお互いがビジネスの関係にあり、かつ協力しあって強固で友好的なビジネスを継続して行っていこうという表れであることに強く共鳴する気持ちを覚えた次第です。

ある意味で、理想的なネットワーキング会を実現しているこのJRNの創立者の方々と会員メンバーの熱意と真摯な意気込みに直接接することが出来、アメリカでビジネスをしている日本人の一員として、久しぶりに誇らしいようなよい刺激を受けることが出来て、ポートランドに戻りました。 オープンハウスとはいえ、当日お越しになられていた日本人ビジネスピープルの皆様は、大変クオリティの高い、地に足の付いた方々ばかりでした。このJRNを私にご紹介し、私をオレンジカウンティからトーランスまで車で送迎してくれました、HRコンサルタントをなさっている、エンジェル・マーケティングの山口憲和氏に心からこの場を借りて心から感謝の念をお送りしたいと存じます。


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