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6月14日(日)に成田に向けてポートランド空港を飛び立ったデルタ航空便は、約2時間を飛んだ時点で、機長からの突然の機内アナウンスがあり、これから急きょポートランドに引き返すことになったというな主旨を伝えているではありませんか。 皆さん、一体航空機に何が起こったとお思いになられますか? 飛行中の機体やエンジンに何らかのトラブルが発生したのでしょうか。 機長の声はどちらかというとぼそぼそとした感じの発音でしたので、私には十分に聞き取れませんでした。 ところが隣に座っているアメリカ人の方から機長の機内アナウンスの説明をしていただいてびっくり仰天したのです。

航空機がポートランドに引き返せざるを得ない理由と云うのは、アラスカにある火山がちょうど今噴火したためであるということで、その噴火による火山灰が航空機の航路の行く手に漂い、航空機としては、もし火山灰をエンジンが吸い込んだ場合には、エンジン停止を含む大きなトラブルの原因となるとのことで、出発地に引き返すという機長の判断となったとのことでした。 それでは、運行航路を変更して、火山灰が飛び散っている箇所を避けて飛行することは出来ないのかという素朴な疑問を誰しも思い浮かべないでしょうか。

どうも現在の航空機と云うものは、いったん離陸した後は、そう簡単には航路変更というものは出来ないのだそうです。 当然のことながら、アメリカから成田行きの航空機は、デルタ便だけではなく、他の航空会社の便も飛んでいるわけです。 そのよう中で、航路を変えるのは、管制官を通して変えることが義務付けされており、機長単独の判断だけでは許されないと云うのです。 しかも航空機のコンピュータに運行航路はあらかじめプログラムされており、フライト・プランというものが出来上がっているわけです。

とにもかくにも2時間を飛んだところで、航空機は旋回をし、もと来た航路を戻り始めました。 しかも、燃料がまだだいぶ残っていて、このままの状態で着陸するのは危険だということで、さらに1時間ほど、海上を旋回し続けて、やっとの思いで、ポートランド空港に着陸をしました。 やれやれ、ほぼ定刻通りに飛び立った航空機は、5時間あまりして、もとの出発地に舞い戻りました。 もちろん、その日の便はキャンセルで、早くとも明日の便で再挑戦という状況です。 さらに明日も火山の噴火次第によっては、明日も無事飛び立って飛行することができるかどうかも現時点では何ともいえないというではありませんか。

デルタ航空が手配してくれたポートランド空港近くのホテルにその晩は泊まり、少なくとも1日は訪日が遅れることを日本でアポのある方々に電話やスカイプを使って急変をお伝えしました。 気がつくともう日にちが変わっており、深夜未明となっていました。 ホテル代は、デルタがもってくれたのですが、航空会社の窓口は終日混乱が続いていて、本来であれば、もらえたはずの食事代のキューポン券をもらい損ね、食事代だけは、自己負担となりましたが、快適なホテル(シェラトン)を取っていただいたことは、デルタに感謝したいと思います。

翌日は、火山の噴火もおさまり、定刻どおりの出発となりました。 ただし、念のためというのか、通常の運行航路からかなり北向きの航路に変更を取っての再挑戦となりました。 そのためいつもより1時間半ほど余計に飛行時間がかかるということで、成田までは約11時間半の長丁場となりました。 ただし、ひとつとても嬉しいことがありました。 かなりのフリークエント・マイレージを保有している私は、エコノミークラスからビジネスクラスに無料で格上げしてくれて、11時間半の長旅も快適な空の旅となりました。 お蔭で、最新の映画を機内で4本も見ることが出来ました。 とりわけ最新映画、”The Readers” には、深い感動を覚えました。 成田に着いたら、この”The Readers” (邦名は、「愛を読む人」)、この週末から日本では一斉公開ということで、とても得したような気持ちになりました。

最後に、何はともあれ、私の訪日が1日遅れましたことで、多大なご迷惑とご心配とをおかけいたしました、日本での私のセミナー関係者、そして参加ご登録者の皆様方には、この場をお借りまして深くお詫びを申し上げたいと存じます。



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