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アメリカでレセプションやディナーパーティ、結婚披露宴などが催された場合、そこにバンドやミュージシャン、あるいはDJが加わっていれば、会食の時間が一段落してくると軽快な音楽とともに自然とダンスのステップが始まります。 ダンスといっても別に映画に出てくるような華麗なステップを踏んでいる人はそれほど多くいるわけではなく、皆さん思い思いのスタイルで楽しんで体を音楽に合わせて動かしているといった表現が適確であるように思います。

実は私も学生の頃からダンスは結構好きな方でありまして、バンドの演奏などが始まると自然とそれなりに体が動き出してしまう方なのです。 別に自分のようなダンス好きなタイプの人間は日本人男性であっても特に珍しくもなく、きわめて普通だぐらいに長年思ってきました。 ところがです、もう10年近く前になるでしょうか、カリフォルニアで行われたある半導体業界関係者のブラックタイ・レセプション(正装を必要とするパーティのこと)に妻とともに出席したときのことです。

他にも大勢の日本人の出席者の方々がいらっしゃっていたにもかかわらず、日本人男性でダンスをしていたのは私だけでした。 お食事とお酒とを適当に終えられた日本人の皆さんは、すべてすでに足早に会場を後にされていたのです。 気が付いてまわりを見回してみると、日本人は私だけとなっていました。 さすがにこのときだけは、自分だけが何か宇宙人になったような気がして、ちょっとしたショックを覚えたものでした。

先週テキサス州オースティンで行われました翻訳会社のカンファレンスの最後を飾るディナーパーティでも会食後は、プロのDJの人が会場にいてくれて、ダンスパーティの余興が始まりました。 カントリーミュージックのメッカであるテキサスのオースティンということで、DJの選曲も最初はカントリーばかりだったのですが、カンファレンスでは、どちらかというと多数派を占めるスペイン語圏の方々がDJに次々に注文をつけて、カントリーからラテン系の陽気でリズム感溢れるリズムにほどなくして様変わりし、ダンス大会は大いに盛り上がりました。 もちろん、私も汗をかきながらも、踊り続けてしまいました。

アメリカ人のダンスへの関心というのは、私の娘の例を出して恐縮なのですが、彼女が中学校(英語では、“Middle School”)のときにすでに学校側の主催でダンスパーティが開催されていました。 高校生になると、今度はフットボールの試合後に高校が主催して開かれるダンスパーティがあり、そこで多くの高校生がダンスに対して異性への関心と交際ともあわせて、さらに目覚しい発展振りが見られるのです。 当時高校生だった娘も、ダンスパーティがあるときは、おめかしをして、必ずいそいそと出かけて行ったものです。

日本であっても高校からダンスパーティを学校側が主催するようなことにでもなれば、海外で開かれるレセプションに参加する日本人の中でも、会食とお酒だけで帰ってしまうのではなく、ダンスにも興じる日本人の数がかなり増えるのではないでしょうか。 ダンスを通じて新たな国際交流や相互理解、そして新しいビジネスの展開が生まれるきっかけになるとしたら、ダンスを踊ることが若いうちから日本人に対して、もっと奨励されて然るべきではないかと考えるのは、私がやはり宇宙人だからなのでしょうか。 食事とお酒のほかは、ゴルフとカラオケだけでというのでは、グローバル化するこの世界で日本が果たす貢献度は、あまり大きなものにはならないような気がするのですが。



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