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明けましておめでとうございます。 本年もこのブログを通じまして、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、皆さんの年末年始はいかがでしたか。 私は、恐らく10年以上日本での年末年始というのは、過ごしていませんので、もっぱら、アメリカでの年末年始の過ごし方を続けていることになります。 ご存知のように、アメリカでは、日本と違って、特に特別なお料理を作って食べるとかいうことはこの年末年始の時期にあるわけではありません。 そこが、この時期を海外で過ごさなければならない日本人としての、ちょっと辛いところではあるのかもしれません。

私たち家族の年末年始の過ごし方というのは、年によって差はありますが、ほとんど毎年、車で2時間あまり走れば到着できる、オレゴン海岸にある、その名もオーシャンサイドという、本当に小さな海岸の町にあるレンタルの別荘で過ごします。 このレンタルで貸してくれる別荘は、”Bernie’s Castle” という名前が付いていて、ポートランドにある大病院に助産婦として勤めている妻の妹ハイディが、同じ病院で働く看護士であるBernie(バーニー)が所有している別荘を年末年始に借りて、使わせてもらっているというものです。

別荘は、バーニー個人のものですので、やはり年によっては、年末年始に彼の家族が過ごす場合には、使えませんので、毎年の年末年始に必ずというわけにもいかなかったのですが、この年末年始は、3年ぶりぐらいで使わせてもらうことができました。 妻の家族のほぼ全員が年末年始に集まりますので、今回も総勢16名がこの別荘に集まりました。

16名の家族全員を楽々と収納することのできる別荘というわけですから、どれほど大きな別荘であるか、皆さんの想像の翼を羽ばたかせてみてください。 このようなサイズでの別荘をオレゴン海岸で、しかも海の見える絶景の風光明媚な場所で借りられるというのは、並大抵なことではないと今までの経験から断言することができます。

この年末年始は、オレゴン海岸部から平地地帯までかけて、記録的な大雨に見舞われ、生憎、2泊3日の中で、帰る日の1月2日(金)が薄日の差すまずまずの日よりで、あとは、ひっきりなしに降る大雨と大風で、一部の土地が低く、河川に近い家や農場では、川の氾濫で、完全に浸水をしていました。 また、途中帰り道も、主要道路の一部で大雨による土砂崩れがあり、迂回をしながらの難儀な帰途になりました。

私たちが住むセーレム市からオレゴン海岸まで行くためには、その間にある海岸山脈と原生林地帯を越えていかなければなりませんので、海岸までの行きはまだ道路の脇には雪がうずたかく積もっていて、標高の高さを否が応でも感じさせましたが、その後は、気温が上がり、太平洋からの猛烈に湿った気圧配置が押し寄せてきたため、大雨と気温の上昇で、残っていた雪は一挙に溶けて、それらもこの河川の氾濫に大いに寄与してしまったものと思われます。

元旦の1月1日は、妹ハイディのご主人のマークが、彼の出身地である、アメリカ南部にあるアーカーンサス州の伝統的な家庭料理で、その年の家内安全を祈願して毎年元旦の日に家族で食べるという、”Black-eye Pea Soup” を作ってくれて、家族全員に供してくれました。 私は、この薄味の豆スープをいただきながら、これは、アメリカ南部州のお雑煮みたいなものだね(もちろん、お餅は入ってはいませんが)と雑感を述べたところ、家族からお雑煮とは何だという話になりまして、 日本のおせち料理について英語で説明しなかればならない羽目と相成りました。




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