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この週末の土曜日(9月6日)にシアトルのダウンタウンにあるコロンビア・タワー というシアトルでも最も背の高いオフィスビルの最上階(76階)で、日本人女性企業家のためのネットワーク・イベントが開かれ、わざわざ私は男性であるにもかかわらず、オレゴンから4時間近くかけて車を運転して、参加してまいりました。 今年1月にカリフォルニアのシリコンバレーで開かれた、“経済ソサエティ”という地元日米商工会議所グループの新年会に参加して以来の日系ネットワーク・イベントへの参加となりました。

シアトルのダウンタウンまで出かけるというのは、最近ではあまりなかったため、このようなネットワーク・イベントの催しは、例え日本人女性中心のためのイベントと銘打ってはあるにしても、久し振りにシアトルまで行ける口実作りとしては、ちょうどいいような感じ(?)が自分としてはしていましたので、イベントのコーディネーターをなさっていらしたシアトルのCUDAコンソーシアム・インターナショナル社代表でいらっしゃる高橋エリさんに自分は男性だけれども、イベントに果たして参加してもよいのでしょうか?というメールとお電話とを差し上げましたところ、二つ返事でイベント参加へのご快諾をいただけましたので、シアトル行きを即断しました次第です。

この週末は天候にも大変恵まれて、行きと帰りのI-5というウエストコーストを南北に縦断する州間高速道路も終始スムーズで、シアトルまでの約3時間半のドライブもとても満喫することができました。 今回のシアトルでの企画は、第1回目のイベントなのだそうで、プログラムの進行上、多少遅れがあった模様ですが、それ以外には、運営はすべてスムーズに行ったのではないかとお察しいたします。 第1回目のイベントとしては、大成功ではなかったかと思いますが、実際のところなどについては、主催者であり、コーディネーターの高橋さんにあらためていつかお聞きしてみたいと思います。

私としては、多くの日本人女性企業家が日本からグループで大挙してシアトルまでお越しになるのかなという事前イメージ(先入観)みたいなものがあったのですが、確かに日本人女性で卓越した企業家の方、お二人が今回いらしていたのですが、当然といえば当然なのですが、地元シアトルの日本人女性でビジネスを立ち上げていらっしゃる方々とアメリカ人のファンションやエンターテイメント、そしてウェルネス(健康産業)関係の方も大勢ご参加されていて、まさに女性中心のファショナブルな異業種ならびに異文化交流会という趣きでありました。

前回のブログでも書きましたが、住宅バブルのはじけたアメリカの中におきましては、シアトルはほぼ例外的にバブルの間隙から外れた空白地帯のようでありまして、マイクロソフトやボーイング、アマゾンといったそれぞれのシアトル地域を代表する大企業が安定した経営を続けているために、大きな経済の地盤沈下や住宅価格の下げもないということでした。 そのような大企業がインテルとナイキぐらいしかないポートランドとの違いがここにきて鮮明に出てきているようで、シアトルの経済の優位性をはからずしも感じ取りました。

イベントはトレードショー、ファッションショー、地元ミュージシャンの演奏、そして日本からお越しになられたアーティストのライブペインティング・パフォーマンス(アーティスト様のお名前を失してしまいましたが、凄みのある四天王の顔と四天王の周りで雄叫びをあげる“おろち”の墨絵による実演でした)と、とても盛りだくさんであったと思います。 コロンビア・タワーの最上階の会場ということで、シアトルの街と港(ピア)やウォーターフロント、そしてエリオット湾をはさんで遥かに見えるベインブリッジ・アイランドの壮大な展望に眼も心も洗われた思いでいっぱいでした。

このイベントを通じて、何よりもシアトル地区でご活躍されている多くの日本人女性の方々にお会いし、楽しくお話しさせていただくことが出来ましたことは貴重な時間でありました。 週末の土曜日夕方という時間帯にもかかわらず、このようなネットワーク・イベントにご参加される日本人女性の目的意識やエネルギーレベルの高さに感銘いたしました。 そして今までの企業勤めだけに飽き足らず、自分のビジネスを立ち上げてこれから開花させようとされている女性の皆さんが持つ志の強さにも触れることが出来、美味しいデザートをつまみながら、多くのポジティブな空気を十分吸収させていただくことが出来ました。