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先週、日本に1週間行っておりました。 ちょうど日本の各地は梅雨の真っ最中でありましたが、私の滞在中は、梅雨時期としては、比較的晴れ間の多い日が続きました。 太陽が出ますと、日中は20度後半まで気温が上がり、湿度の高さとあいまって、アメリカ西海岸の湿度のほとんどない夏の乾いた気候に21年間慣れ親しんで知る身にとっては、結構しんどいところがありました。

そんな中で、先週東京・渋谷で開かれました、異業種交流会に2回ほど、初めて参加してまいりました。 日本では、異業種交流会という名称で会が主催されていますが、アメリカではこれは、“After Hours”とか、”Networking Event“というような英語での言い方に当てはまるかと思います。 日本は、ビジネスとしてこのような異業種交流会を主催している会社組織がいくつもあるようでして、一方のアメリカでは、地域の商工会議所(Chamber of Commerce)やネットワーキングクラブ、さらにジャパンソサエティなどが主催しているというところに違いがあります。

渋谷には、いくつかのセミナーや交流会を催すことの出来るイベント会場が駅周辺にありまして、私も昨年10月と今年3月に渋谷の宮益阪にありますセミナー会場を使って、異文化セミナーを行いました。 かつて“渋谷ビットバレー”と呼ばれていたことのある渋谷は、多くのIT関連のベンチャー企業を輩出したことで、一躍脚光を浴びた所ですが、その意味でも異業種交流会を開催するには、交通の便なども鑑みて、きっと最適なロケーションなのでしょうね。

実際にその異業種交流会に参加してみて、アメリカのネットワークイベントと比較してみますと、もう渋谷の異業種交流会は、ひたすら人と人との名刺交換会合戦という様相を呈しておりまして、60名前後ものビジネスピープルが、冷房が効いているのだか効いていないのだかもよく分からないような狭い部屋の中で背広の上着とネクタイとで汗まみれとなりながらの体力消耗戦の中での1時間半という時間勝負でありました。 一方のアメリカのネットワークイベントは、そこそこのゆったりとした大き目の会場を使って、ワインやビールを飲みながら、軽いオードブルをつまんでの、どちらかというと、のんびりした感じのイベントで、仕事の話もするけれども、世間話にも花を咲かせるといった風情が一般的ではないかと申せます。

大した金額を支払ったわけでもないのですが、アメリカのネットワークイベントであれば、同程度あるいはもっと安価な金額で、赤ワインをちびちび楽しみながら、それなりの美味しい食べ物が十分な量、用意されます。 それは、イベントを主催するグループの中で、毎回寄付してくれる有力メンバーがいてくれるからで、そのようなメンバーシップになっていない、渋谷の異業種交流会は、きわめて質実剛健な催しでありました。

参加して、成果はあったのですかって? もちろん十分あったと思いますよ。 確かに異業種ということで、普段なかなか知り合えないような業種の方々とお会いすることが出来たことだけは確かですね。 日本で初めて参加したことによって、日本のビジネスピープルに対しての見識も少しは広がったように思いました。 女性の方も思っていた以上に参加していたので、それもよかったと思いました。 ビジネスするのに、男女の差はありませんからね。 ただし、アメリカでは、ネットワークイベントではむしろ女性の方が参加者が多いぐらいです。



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