イメージ 1

先週は、日本に出張していました。3月の中旬としては、毎日穏やかな日和で、4月中旬ぐらいの暖かい毎日でした。何年もこの時期に日本に出張をしていましたので、通常はオレゴンを出るときの方がよほど暖かく、日本に着くと寒さで震えていたというのが今までの経験則でありましたので、真冬用の温かい服装をスーツケースに詰め込んで出張に出ましたが、もっていった服装は今回は当てが外れてしまいました。

日本では、東京での2日にわたるセミナーと浜松と京都での日帰り出張、そしてアメリカ人のクライアントを関西国際空港(関空)に出迎えて、関西圏での1日半にわたる出張と、いつもながら相当にハードなスケジュールを毎日のようにこなす羽目となりました。まあいつもはオレゴンにいる私をこのようにして日本でお会いになっていただける方々がいらっしゃるということで、本当に有難い限りであると感謝しています。

さて、アメリカから関空に来られる弊社のアメリカ人クライアントを関空で出迎えて、兵庫県までお連れするという役回りが今回急に私にありました。関空には一度も行ったことはなかったため、神戸出身の弊社スタッフに聞いてみたところ、東京から行くのであれば、羽田から空路で飛んだ方がJRを使うより、よっぽど早いし、確実で間違いないということでありましたので、羽田からJAL便で関空に出向くことにしました。

そこで、何と17年ぶりぐらいで日本の国内線、しかもJALに乗るということになりました。いつもは日本国内での出張といっても、せいぜい東京から名古屋、京都、大阪までの日帰り出張しかありませんでしたが、今回は、アメリカ人のクライアントからの依頼ということもあって、関空経由の兵庫への出張を日帰りというわけにもいかず、JALのチケットを予約しました。

というわけで、羽田空港に行くのもおそらく17年ぶりで、出張の前日は軽い興奮のため(遠足に出かける小学生みたいに)に目がさえてなかなか寝付かれませんでした。17年ぶりの羽田空港は、すっかりきれいになっていましたが、空港での検査は、いつもアメリカの空港で受けている検査に比べてずいぶん甘いように感じられました。また、身分証明の提示も一度もなかったことには、驚きでした。ナイフやライターなどもアメリカの空港では、永久に没収という憂き目に会いますが、羽田では事前にきちんと申請すれば、目的地到着後にきちんと返却してくれるということも後から知りました。

JALの飛行機は、ものすごくきれいに清掃されてあり、乗務員の丁寧さにもビックリしました。それは、私の場合、比較するベースというものがすべてアメリカの国内航空会社のサービスでありますもので、いかにアメリカ国内航空会社のサービスの質が劣悪で、よくまあアメリカ人は皆それら劣悪なサービスに我慢しているなとあらためて考えさせられた次第です。JALの乗務員の洗練されたサービスは確かに日本人の私としては、快いものに違いはありませんでしたが、そのことがJALの経営を圧迫している要因のひとつになっているのではないかと少々うがった見方もふと脳裏に浮上しました。

質のよくない乗務員を使うことで、アメリカの国内航空会社は、乗務員の賃金を抑制しているのかもしれないからです。本来、質がよいことが経営にプラスになるはずなのですが、JALとアメリカの航空会社とを比較して見てみますと、どうもそう単純なことではなさそうです。また、日本国内の出張を作って、日本の国内線で次回も出張してみたいものです。



PS. パシフィック・ドリームス社のサイトにも是非お立ち寄りくださいね。サイトは毎日更新しています。http://www.pacificdreams.orgまで。