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もう2月に入りましたので、新年会のことをブログに書くのは、気が引けるのでありますが、先々週の金曜日(1月25日)の午後6時からシリコンバレーのまさに中核に位置する大学町であります、パロアルトの郊外にあるカントリークラブのクラブハウスで、Keizai Society とSVJEN(Silicon Valley Japanese Entrepreneurs Network)合同の2008年新年会が開かれましたので、私もいそいそとポートランドから出かけて出席してまいりました。

当日の金曜日は、サンノゼ空港に到着するなり、カリフォルニアでついぞ見たこともないようなバケツをひっくり返した手合いの土砂降りの大雨で、レンタカーを借りてシリコンバレー中を走るのではありますが、傘を持たない私はあっという間に濡れネズミと化してしまいました。このような状況では、大概その後に風邪を引いてその風邪がいつまでも尾を引くというパターンが常態化するものなのですが、今回は今のところそのような兆候はなく、とりあえずホッとしております。

今年の1月15日付けのブログでもポートランドの総領事公邸で開かれました賀詞交換会の様子を書かせていただいたのですが、ポートランドの賀詞交換会との比較もしてみたいという好奇心も手伝っての出席でありました。カリフォルニアでは珍しい大雨の日でありましたので、参加者がかなり少なくなるのではないかとの危惧もあったらしいのですが、150名様ぐらいがご出席なさったのではないかと思いましたので、大変なご盛況であったと言えます。

Keizai Societyというのは、カリフォルニアのベイエリアにある、日米協会のような存在だと思いますが、”Keizai”という言葉を立てているわけですので、当然主体はビジネスが中心となっているはずです。日米協会は、ビジネスももちろん重要なテーマではありますが、テーマの多くは日米の文化的な交流が主眼となり、ビジネスに限らないユニークなイベントが毎年企画されます。Keizai Societyは、まあ言ってみればベイエリアにおける日米商工会議所というような性格になるのではないでしょうか。(もし違っておりましたらご訂正のメールをお願いいたします)

一方のSVJENは、Silicon Valley Japanese Entrepreneurs Networkの略称でありまして、日本からのお越しでシリコンバレーにて起業されている方、ベンチャーキャピタルや金融業界の方々、あるいは日系人でベンチャービジネスを興している方々などがメンバーでいらっしゃるようです。また、パロアルトという、街の中心地近くにスタンフォード大学という世界でも冠たる屈指の最先端テクノロジーとアカデミーの総本山があります関係で、日本からスタンフォードに留学、あるいは研究員としてご赴任されている多くの日本人の方々にもこの新年会でお会いすることができました。また、スタンフォードの教授や研究者もこの会に多くご参加しており、私としては初めてスタンフォードという途方もない知の巨大組織の方々と触れ合う最初の機会となりました。

今回の新年会は、前回ポートランドの賀詞交換会の中で書きました、私の中での“エレベータースピーチ”が少しは功を奏したのか、40名ほどの方々との名刺交換をさせていただくことに成功いたしました。もちろん、Keizai SocietyもSVJENも私にとっては初めての出席でありましたので、ほとんど初めてお会いする方々ばかりであったというのもありましたが、まずは上出来ではなかったかととても満足しております。それでも何人かは既知の方々もいらして、やはりアメリカ中の日本人のコミュニティは狭いところがあるなとも感じた次第です。


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