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アメリカで出張に使うレンタカー


広大なアメリカを仕事で出張に頻繁に出かける私にとっての最も心強い“足”は、民間航空機と空港に必ず乗り入れているレンタカー会社です。ここのところブログで立て続けに書いておりました、ロードアイランド州までの飛行時間は、乗り継ぎ機も含めて、のべ6時間半あまりと書けば、いかにアメリカ国内の西から東への縦断がとてつもない距離であるかということがお分かりになっていただけるのではないかと思います。

長時間航空機に揺られて降り立った未知の空港でレンタカーを借りて、普通、空港に直結しているハイウェイに乗り出すときの何ともいえない緊張感と興奮が私にとっては、もはやたまらない快感となってきたのは、割と最近になってからのことです。私がいつも借りるレンタカー会社は、AVISで、コーポレートカラーの赤がよく目立つことと、空港の中では荷物引き取り場所(キャラセル:Carousel と呼ばれる)から通常最も近い場所にあるので、便利だから使っています。

長年にわたりAVISばかりを使ってきましたので、私はAVISのProffered Customerに昇格となっておりまして、いちいち空港内にあるAVISのカウンターで手続きをせずに、電光掲示板に書かれてある自分の名前を確かめ、その駐車番号に従って、レンタカーの駐車場に直行して、ドアにキーの差し込んである車をそのまま発進させることができます。レンタカーの助手席には、必ず地元の地図とWall Street Journalとが置かれてあります。また、どうも私の体形を記録してくれているようで、車の座席の具合がいつも私の足とアクセル/ブレーキにピッタリとした距離を保っていてくれて、いちいち座席の横か下にあるレバーや電動スイッチを手探りで探し回るということをせずに済んでいます。

そこそこ大きな空港になりますと、レンタカーセンターというのが空港とは別の場所に設置されていまして、そこまで空港のシャトルバスで移動してたどり着くということになります。大概空港のすぐ近くにあるものなのですが、カリフォルニアのオークランド空港のようにけっこう離れた場所にあるところもありました。先月訪れましたロードアイランドのプロビデンス空港は、小さな空港でしたので、空港から歩いて出てほんのすぐ先にレンタカーの駐車場があり、大変楽でした。

AVISのもう一つのよさは、例えばサンノゼ空港でレンタカーを借りたとして、そのままハイウェイ101を北上し、途中でお客さん訪問をしながら、サンフランシスコ方面まで行ったとします。そこからサンノゼまで引き返そうとしますと、ラッシュアワーが近づいていたりしますと、優に1時間半はかかってしまいますので、サンフランシスコ空港から帰途に就くのが時間的にも効率的なわけです。そのとき、サンフランシスコ空港のAVISにいっさいの追加料金なしで、レンタカーを返却することができるというメリットがあります。

まあ使い勝手のよく知ったAVISではあるのですが、AVISの従業員についてはバラつきが大きく、カリフォルニアにある空港での経験はあまりよいものではありません。ロードアイランドのプロビデンスでは、プロビデンスのダウンタウンで車を返却した後、徒歩で30分かけてマリオットホテルまでまた戻らなければいけないのかなと思っていた矢先に、AVISプロビデンス営業所の若いアメリカ人がホテルまで自分の車で私を送ってくれました。このようなことはカリフォルニアのAVISではちょっと考えられないことですね。プロビデンスのAVISは、今まで利用したどこのAVISよりも親切で対応がよかったかもしれません。

私が借りるレンタカーは、できるだけコンパクトカーを借りるようにしています。コンパクトカーだということで事前に予約を入れておいても、コンパクトカーがたまたま出払ってなかったためなのか、大型のSUVをあてがわれ、予約とぜんぜん違うではないかというと、それではコンパクトカーの料金でどうぞということになったりするのですが、大型SUVはガソリンもガブガブ食いますし、大都会(サンフランシスコのダウンタウンなど)では駐車場に入れるのが一苦労であったりと、決して楽しい経験とはなっていません。

私はガソリンをあまり食わないコンパクトカーでレンタカーは十分だと考えていますし、知らない場所で小回りを利かすには、コンパクトカーの方がよっぽど運転しやすいと思っています。AVISのようなアメリカのレンタカー会社には、日本車がまったく置かれていないのがとても残念です。普段日本車(ホンダアコード)を運転していますと、レンタカーで借りるアメ車の目を覆うような低品質ぶりが目立ちます。こんな車だったら、自分はただでもらっても運転したくないなというアメ車がレンタカーで多いのは、実に嘆かわしいことです。
アメ車しか置いていないAVISやHertzでは、アメ車の新車販売に関して言えば、百害あって一利なしだというのは、言いすぎなのでしょうか。




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