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9月14日(木)に弊社2階にあります会議室を使いまして、アメリカ人を対象とした恒例の “Building Bridges Between the USA and Japan“の異文化セミナー(半日セミナー)を行いました。セミナーの講師は、いつものように私の妻のアイリーンです。

このセミナーは、過去10数年間にわたって行ってきた弊社の定番ものなのですが、出席していただくアメリカ人の参加者から出されます質問や経験談などによって、毎回内容が変化に富んだものになるという特徴があることも事実です。今回のセミナー参加者は、日系企業で働いている方々がほとんどでしたので、皆さんの関心事はかなり似通ったものであり、過去に経験してきたこともお互い共有していただくことが出来まして、大変素晴らしいセミナーでありました。

今回この成功裏に終わったセミナーから感じましたことは、日系企業に勤めているアメリカ人の多くは、日常業務の中でかなり質問や疑問を抱えながら、仕事を続けているということです。恐らく彼ら/彼女らの多くが抱えておりますこれらの質問を解決してくれるような場所やリソースがそれぞれの社内だけでは決定的に不足している(あるいはまったくない)のではないかと思われる次第です。

それは、弊社のBuilding Bridge セミナーでは、日本人の持つ文化というものがどのような歴史的背景、そして環境や教育から育まれてきたのかを極めて体系的にそしてビジュアルに解説し、再現しておりますので、それが現在の企業活動や組織の中で、どのように体現化されているかをアメリカ人でも体系だって十分理解できるようになっているからです。それらをバラバラにして、独立したパッチワークのように話をしても、多くのアメリカ人は心底から理解することはできないのではないかと思われます。

日本人の持つ文化的、歴史的な背景や生まれ育った環境、そして教育などについて、そのような体系だった説明を英語で聞くのは、日本人でもけっこう「眼から鱗」のように思い至るところがあるように感じます。また、セミナーで使用したパワーポイント資料やテキストブックも、体系だった説明をビジュアル化してグラフィックに混ぜ合わせながらハイライトされておりますので、参加者の皆さんからは大変好評でありました。

このBuilding Bridge のセミナーは、毎年2回ほど一般向けセミナーとして開催しておりまして、次回は、11月9日(木)を予定しております。ぜひとも、日系企業で働いておりますアメリカ人社員の方々の参加を皆様方から促していただけましたら幸甚です。セミナーの申し込みは、弊社のウエブサイトからオンライン上でお申し込みすることが出来ます。

http://www.pacificdreams.org/e/services/seminars.php からお申し込みください。)